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新春アズイズ宣言:生成AIと人的資本が共存できる未来へ

あけましておめでとうございます。
旧年中のご縁に心から感謝しつつ、2026年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は干支でいう「丙午(ひのえ・うま)」。
丙は「陽の火=明るく照らす、形にする力」、午は「勢いと機動力」。
火×馬の組み合わせは、スピードと可視化が同時に進む一年を示唆します。
熱が強い分、焦げ付かせずに“熱を良い方向へ循環させる”舵取りが肝心。

私自身も、As-Is(いまの姿)の解像度を上げ、
To-Be(ありたい姿)に向けて「まずは動く」一年にしたいと思います。

生成AIは、この丙午のエネルギーをさらに加速させる存在です。
アメリカでは、生成AIの普及により事務・分析など
定型的なホワイトカラー業務に自動化の圧力がかかり、
他方で熟練の技能職・現場職は人手不足と再評価で
賃金の伸びが相対的に高い、という指摘が増えています(職種や地域により差はあります)。

日本でも、数年内に同様の波が来る可能性は十分あると見ています。
では、この大きな変化に企業も学生・若手もどう向き合えばよいか。
要点をまとめたいと思います。

企業が今すぐ取り組む対応策5つ

  • 業務の分解と可視化(As-Isの棚卸し)
    仕事を「価値が生まれるコア」「AIやRPAに任せるべき周辺」「人にしかできない判断・関係性」に分解。
    スキルマップと時間の使い方を見える化します。
  • AI前提の業務再設計
    「人が目的と基準を決め、AIが下書き・探索する」型に移行。
    プロンプトやテンプレートを資産化し、データ衛生・権利・セキュリティのルールを整えます。
  • 現場まで含めたリスキリング
    オフィスだけでなくブルーカラー領域にもAI・デジタルを届ける(点検・安全・品質の見える化、音声入力、画像診断など)。
    学びと現場改善を往復させる“能力開発の土台”を用意。
  • 心理的安全性と実験文化
    小さく試し、すぐ学ぶ。うまくいかなかった事例こそ称える。
    部門横断のコミュニティでナレッジ共有を定例化します。
  • 人的資本の指標運用
    ISO 30414の考え方も参考に、スキル移行、学習時間、
    離職・エンゲージメント、AI活用率などをモニタリングし、投資対効果を意思決定に反映。

学生・若手が今から備える対応策5つ

  • AIを毎日の道具にする
    調べる・要約・構想・下書き・フィードバックまで、
    学習やアルバイトで“手を動かして”使う。
    使い方ノートで気づきを言語化。
  • デジタル×ものづくりの二刀流
    データ基礎、Python/ノーコード、CAD/3D、ロボ・設備の安全知識など“新しい現場力”を磨く。
    現場見学・インターンで肌感覚を得る。
  • 問いを立て、検証する力
    良い質問、仮説、実験、小さな検証。
    AIは答えを出しますが、問いは人がつくる。
    レポートより“検証プロセス”を語れるように。
  • ポートフォリオで可視化
    成果物や改善事例、学びのログを公開(Notion/GitHub等)。
    「この人に頼みたい」が生まれる見せ方を。
  • ウェルビーイングと持続性
    体力・メンタル・時間設計はパフォーマンスの土台。
    ケア責任のある人でも成果が出せるワークフローを自分なりに設計。

生成AIの波は、働くママやケア責任のある人にも追い風になり得ます。
うまく使えば、時間の制約が“工夫の源泉”になり、限られた時間での価値創出が可能になります。
一方で、学び直しの機会格差が広がらないよう、組織側の設計と周囲の応援が不可欠です。

だからこそ私は、
笑顔の組織づくり=心理的安全性と成長機会の両立に、
これまで以上に力を注ぎたいと思います。

2026年の私の行動宣言

  • As-Isの解像度を上げる対話とデータで、
    組織・個人の“いま”を見える化し、To-Beへの小さな一歩を伴走します。
  • 企業のAI活用と人的資本マネジメントをつなぐ支援
    (業務再設計、スキルマップ、ガバナンス整備、学びの場づくり)を強化します。
  • 働くママ・パパが自分を責めずに成果を出せるよう、
    AIをうまく活用しての効率化ノウハウを率直に共有します。

丙午は、炎が勢いよく立ち上る年。
熱を制御しながら、社会にとって良い火のつけ方を選び取っていきましょう。
As-Isを丁寧に見つめ、To-Beへ小さく確実に動く。
その連続が、気がつけば大きな変化になっています。

本年も、皆さんとともに学び合い、行動し、笑顔の輪を広げていけますように。
どうぞよろしくお願いいたします。

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