鍵っ子あるあるの生活とは?注意点も紹介します。
私が子どもの頃、私の周りには「鍵っ子」と呼ばれる子どもの数は少なかったように思います。
それでも鍵っ子の友達はいて、いつも鍵をネックレスのように首から下げていました。
ただ子どもながらに、ちょっと羨ましい気持ちと、鍵を開けて一人の家に帰る友達のさびしさを思うと、鍵っ子に対し、複雑な感情を持ち合わせていた気がします。
私は母が専業主婦だったため、鍵っ子ではなかったのですが、今は自分の子どもを鍵っ子にしていて、申し訳ない気持ちでいます。今回は、うちの子の生活も紹介しながら、鍵っ子あるあるの注意点についてまとめてみました。
「鍵っ子」とは
「鍵っ子」とは、家庭の事情で、学校からの帰宅時に自ら鍵を開けて留守番する子どもを指し、多くは小学生のことを言います。
よく「鍵っ子」と言う言葉が使われていた当時は、おじいちゃん、おばあちゃんと同居している世帯が多かったため、そこまで多くの鍵っ子はいませんでした。
しかし現在では、言葉こそあまり使われていませんが、核家族が増え、共働きや一人親の世帯が増えたため、鍵っ子の数はかなり多くなっています。
また「小1の壁」という言葉もあります。学童に入れずに途方にくれているママも少なくありません。
そんなママのために少しでも役立つ情報をお届けしますね。
鍵っ子の生活
うちの末っ子小学4年娘の鍵っ子生活について、タイムスケジュールでご紹介します。
7:00 起床
7:15 朝食
7:30 ゆっくり着替え、ゆっくり身支度(私は出勤のため、ここで自宅を先に出ます)
7:45 鍵をかけて登校
16:00 鍵を開けて帰宅 誰もいないことをいいことに、YouTubeをのんびり見ている
18:30頃 (私が帰宅)あわてて宿題をやり始める
順番に入浴(わが家は夕食の前に入浴)
20:00前後 夕食
自由時間(ひたすらYouTube見たり、ピアノの練習)
22:00 ようやく就寝
私の出社の時間が早いため、娘は朝も夕方も鍵っ子です。こうやってみると、娘はかなり自由気ままな生活を送れているように思います。(実際、気ままな生活を送っていますが(;・∀・))
ですが、本当は親としてもっとしてあげたいことや、忙しさにかまけて、しつけや教育も行き届いていない部分があり、そのせいか、かなりズボラな性格になっている気がします。
鍵っ子の注意点
親としては、子どもの安全を含め、多くのことが心配になります。
鍵っ子の親として、注意しなくてはいけない点についてまとめました。
- いつから鍵を持たせるか
企業によっては、6年生まで時短勤務ができるところもありますし、
1,2年生では心配なので学童に預けるという家庭も多いでしょう。3、4年生になると、自分で鍵を開けて一人でお留守番もできるようになるため、
大体3、4年生くらいから、鍵を持たせることが多いようです。もちろん性格や個人差もあるので、一概に学年だけでは決められませんが、
子どもとよく話し合って、鍵を持たせるか決めましょう。
- 鍵の管理
子どもに鍵を管理させるのは、紛失することも多く、防犯上心配です。
ですが、持たせない訳にはいきませんので、なくさない工夫が必要です。一般的には、鍵専用の伸びるタイプのキーケースなどをランドセル横や肩紐につけます。
施錠時や開錠時に素早く鍵を取り出し、開け閉めできるようにするためです。
キーケースはできるだけ目立たないように、ランドセルの色に近いものを選ぶようにしましょう。昔は主流だったネックストラップにつけて、首から下げる方法もありますが、
野外で遊んでいる際に、どこかに引っかかってしまったりする危険性がありますし、
常に持ち歩くことになるため、紛失する可能性が高まりますので、あまりお勧めしません。また、なくさないように、ランドセルの奥のポケットなどにしまうこともありますが、
取り出すのに時間がかかったり、使った後にきちんとしまうことを忘れて紛失することもあるため、こちらもあまりお勧めできません。最近では、鍵電子錠も増えてきました。しかも後付けもできます。
鍵を鍵穴に刺す必要もなく、パスワード入力や電子錠になるキーやカード、指紋認証などもあります。
ただ、パスワードを忘れてしまったり、停電の際には使えず、普通の鍵が必要になることもありますので、注意が必要です。
- 防犯面
お子さんが低学年だったり、女の子だった場合は、特に防犯上心配になります。
通学路で一人の時間があると、本当に心配です。最近は、あちこちに防犯カメラが設置されていますが、
玄関にはダミーでもよいので、防犯カメラを設置しておきましょう。スマホやキッズ携帯を子どもに持たせておくと、
GPSで子どもの位置も確認できたり、LINEで会話できるので便利です。スマホを持たせたくない場合は、自宅に設置するネットワークカメラなど、とても便利なグッズも増えています。
仕事先から、帰宅した子どもの様子を見たり、子どもと会話をすることもできるようです。
便利な世の中になりました。また、不審者などに追いかけられたりした場合を想定して、
通学路周辺の駆け込みOKな場所を子どもとよく確認しておきましょう。
近くのコンビニやご近所の方とも、あらかじめ顔見知りになっておくとよいですね。
- 子どもの帰宅後
自宅について鍵を開け、家の中に入ったら必ず施錠することを、子どもと約束しておきましょう。
(新しい住宅では、オートロックのところも増えていますね)
不審者が、玄関まで来ることもあります。
一人でいる時は、宅配便の人が来ても、絶対に玄関の鍵を開けないようにしましょう。
どうしても不安な時に、家族とすぐ連絡を取れる手段を決めておくとよいと思います。
- 一人の過ごし方
帰ったら何をするか、親子できちんと話し合っておきましょう。
①おやつを食べる ②宿題をする ③自由に好きなことをする など、順番を決めておくとよいと思います。ゲームや動画を見たりするメディアの時間も決めておきましょう。
うちも本当は1日2時間以内と決めているのですが、一人でいるとどうしてもズルしますよね?(;^_^A家での子どもの仕事を決めておくのもよいと思います。
洗濯物をたたんでおく、お風呂を洗っておくなど、
お願いできると子どもの成長にもつながりますし、ママも助かります。また、冬場の暖房器具やコンロなど、火の取り扱いをしないなど、
きちんと子どもと約束しておく必要があります。私は朝、どんなに忙しくても、包丁は子どもの見えないところにしまってから、出社するようにしています。
危険を与えるものは、なるべく子どもの手の届かない場所にしまっておきましょう。 - 鍵をなくした時
どんなに対策をしていても、鍵をなくしてしまう時があります。
その際にどうするか、子どもと話し合っておきましょう。「ご近所のママ友のところに行って、家族に連絡する。」
「学校に行って、先生から家族に連絡する。」など、事前に決めておきましょう。
いろんなサポートを利用する
「どうしても1人では置いておけない時」には、いろんなサポートを利用しましょう。
ファミリーサポート制度は各市町村に設けられていると思いますので、
登録しておいていつでも利用できるように準備しておきましょう。
また、キッズシッターの会社もいくつかピックアップしておくと、いざという時に助けになります。
もし近隣に両親や兄弟姉妹など頼れる存在がいれば、大いに利用しましょう。
ママ友なども大きな味方になります。常日頃から頼るばかりではなく、助けてあげられる時は助けてあげて
お互い様と思っていれば、そんなに申し訳なく思う必要もありません。 ママが突然の体調不良になった際にも、これは大いに使えますので、リストアップしておくと良いと思います。
まとめ
「子どもが一人で待っている。」
そう思うと、仕事を急いで終わらせ、急ぎ帰る毎日を送っているママ。本当にお疲れ様です。
一人で過ごす時間を減らすため、塾や習い事に通うことも1つの方法です。子どもの気持ちも尊重しながら、最善の策を考えてあげてください。
親として、鍵っ子はかわいそうだと思ってしまいますが、親の心配をさておき、子どもは案外たくましく育っています。子どもの性格にも依りますので、寂しがり屋の子は親子の触れ合いの時間もしっかり作ってあげてくださいね!
親も子も日々成長しています!頑張りましょう!