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採用の「負のループ」を断ち切る。中小企業こそ取り組むべき『リファラル採用』成功の鍵とは

「せっかく採用した人材が、すぐに辞めてしまう…」

これは当社が、多くの中小企業の経営者様からお伺いする、非常に切実なお悩みです。

・時間をかけて面接し、期待を込めて採用したのに、数ヶ月で退職してしまった。
・求人広告費をかけても応募が少なく、人手不足から妥協して採用せざるを得ない。
・新人教育の負担が現場にのしかかり、既存社員の疲弊感も増している。

このような状況が続いた結果、
【退職 → 欠員補充のための焦りの採用 → ミスマッチによる早期離職】 という、
出口の見えない「採用の負のループ」に陥ってしまう企業は少なくありません。

このループを断ち切るための有力な選択肢として、
今あらためて注目されているのが “「リファラル採用」” です。
本記事では、なぜリファラル採用が中小企業にとって有効なのか、
そして成功させるための本質的なポイントについて解説します。

そもそも「リファラル採用」とは?

リファラル採用とは、自社の社員に友人や知人などを紹介してもらい、選考を行う採用手法です。
求人広告や人材紹介サービスといった従来の外部チャネルに頼るのではなく、
社員自身の信頼やつながりを基点とする採用と言えます。

「それは魅力的な人材が集まる大企業の話では?」と思われるかもしれません。
しかし、実は経営陣と社員の距離が近い中小企業にこそ、リファラル採用は大きな可能性を秘めているのです。

なぜ、リファラル採用は「負のループ」を止められるのか

リファラル採用が、ミスマッチによる早期離職を防ぎやすいのには、明確な理由があります。

①カルチャーフィットの精度が高い
紹介者である社員は、会社の文化や風土、仕事の進め方といった
「内側のリアル」を深く理解しています。
その上で「この友人なら、うちの社風に合うだろう」
「この元同僚のスキルは、うちのチームで活かせるはずだ」と
判断して紹介するため、入社後のギャップが格段に少なくなります。

②入社後の定着と活躍を促進する
社内に“知っている人”がいるという安心感は、
新しい環境に飛び込む本人にとって大きな支えです。
業務に関する質問や職場での悩みを気軽に相談できる相手がいることで、
組織への早期適応(オンボーディング)がスムーズに進み、
結果として定着率の向上につながります。

③採用コストの最適化
求人広告費や高額な人材紹介手数料と比較して、
採用に関わる直接的なコストを大幅に抑制できる可能性があります。
社員への紹介インセンティブ(報酬)を設定したとしても、
トータルコストを抑えつつ、質の高いマッチングが期待できます。

つまり、リファラル採用は「誰でもいいから」という“量の採用”から、
「自社にフィットする人材と確実に出会う」という“質の採用”へと、
舵を切るための強力なエンジンとなり得るのです。

「制度を作っても、誰も紹介してくれない」の壁

だからといって「リファラル採用のメリットはわかった。早速、紹介制度を作ろう」
と考えるのは、少し早いかもしれません。
多くの場合、制度を整えただけでは、期待したような紹介は生まれません。
なぜなら、社員が友人を紹介しないのには、もっと根深い理由があるからです。

  • 自社の労働環境や人間関係に、社員自身が満足していない。
  • 「大切な友人を誘って、もしがっかりさせたら申し訳ない」と感じている。
  • 会社の理念やビジョンに共感できず、「うちの会社いいよ」と心から言えない。

リファラル採用は、小手先のテクニックではありません。
それは、『社員のエンゲージメント(会社への愛着や貢献意欲)の高さを映し出す“鏡”』なのです。
社員が「この会社を、大切な人にも勧めたい」と自然に思える状態があって初めて、制度は機能し始めます。

リファラルが生まれる土壌をつくる、3つのステップ

では、どうすれば社員が自社を勧めたいと思えるようになるのでしょうか。
採用の負のループを断ち切り、ポジティブな循環を生み出すために、
まず取り組むべき3つのステップをご紹介します。

Step 1:自社の「魅力」を、社員と共に再発見する
まずは、今いる社員の声に、真摯に耳を傾けることから始めましょう。
特に、長く働いてくれている社員は、会社の「当たり前の良さ」を誰よりも知っています。

  • 「この会社の、どんなところが好きですか?」
  • 「もし友人を誘うなら、どんな点を魅力として伝えますか?」
  • 「逆に、どんな点が勧めにくいと感じますか?」

課題を把握すると同時に、
社員が感じている自社ならではの魅力
(居心地の良さ、仕事のやりがい、独自の文化など)を言語化すること
が、リファラルの“種”を見つける上で極めて重要です。

Step 2:今いる社員の「働きやすさ」を具体的に改善する
社員が不満や不安を抱えたままでは、安心して友人・知人を誘うことはできません。
ヒアリングで見えてきた課題に対し、優先順位をつけて一つひとつ改善に着手しましょう。

長時間労働の是正、コミュニケーションの活性化、評価制度の見直しなど、
すべてを同時に解決するのは困難です。
しかし、「会社は私たちの声を聞き、良くしようと動いてくれている」という姿勢が伝わるだけでも、
社員の信頼感は大きく変わります。

Step 3:「未来」を語り合えるポジティブな場をつくる
日々の業務報告だけでなく、
「会社としてこうなっていきたい」「こんな働き方ができたら嬉しい」といった、
前向きな未来について対話する場を意識的に設けましょう。

社員が会社の未来を“自分ごと”として捉え、当事者意識を持てたとき、
「この会社をもっと良くするために、あの人の力が必要だ。一緒に働かないか?」という、
自発的で熱意のこもった一言が生まれてくるのです。

まとめ

リファラル採用は、単なる採用手法の一つではありません。
それは、「今いる社員を大切にし、エンゲージメントを高める」という組織づくりのプロセスそのものです。

まずは、「リファラル採用」という選択肢を知り、
それをきっかけに自社の現状を見つめ直すことから始めてみませんか。

株式会社アズイズでは、社員の皆様の本音を引き出し、
貴社ならではの魅力を再発見する対話の場づくりから、
エンゲージメント向上、そしてリファラル採用が自然に生まれる組織づくりまで、
一貫してサポートいたします。

「どこから手をつければ良いか分からない」と感じていらっしゃる経営者様、人事担当者様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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