Loading...
Blog

南場オーナーから、真の経営について考える

ファンですら半信半疑だったと思いますが、DeNAベイスターズが2024年の日本一に輝きました。
誰もが圧倒的強さでパリーグ優勝したソフトバンクがなるであろうとの予想を裏切り、
日本シリーズで先に2連敗した後からの追い上げは、まるで違うチームとなったかのように
攻守に渡りチームが団結し、ベイスターズは素晴らしい逆転勝利を掴みました。
けれど私が注目したのは、その強さを陰で支えていたであろうオーナーの南場智子さんです。

南場さんは、2015年に日本プロ野球球団初の女性オーナーとなり、そこから陰で球団を支え続けた南場さん。
野球のことには全く口出ししないながらも、就任当時に口にした
「ファンの皆様に楽しんでいただける球団にしていきたいと思っています。」の言葉通り、
球団の観客席やトイレを改修し、ファンと球団の一体感を得られるイベントの開催などでファンを増やしてきました。
以前は閑古鳥が鳴いていた球場も、今季は最多の230万人以上の観客動員数を達成したとか。
ファンの間でも「南場ママ」と呼ばれるほど親しまれており、
時間さえあけば、球場にかけつけ全力応援する姿は、ベイスターズファンでなくとも惹きつけられる存在です。

野球のことがわからなくても、南場さんのように環境を整え全力で応援する情熱があれば、
その気持ちが選手に伝わり、そして大きな結果をもたらすことができることを感じました。
真の経営者とはこういうものだと。
日本一後にベイスターズカラーのスーツを身に纏った南場さんが全てを物語っているようでした。

日本一に喜ぶ南場オーナーは、三浦監督に新たな注文もつけました。
「『リーグ優勝』という忘れ物は、必ず回収するように」と。
わがタイガースも来年は負けてられません!

シェアする

Category