現代における発言やコメントの重みについて

元SMAPの中居正広さんと俳優の吉沢亮さん、どちらも不祥事に関するお詫びのコメントが発表されました。
起こしてしまったことは違うけれど、たまたま時期が重なりその内容が比較されることになってしまいました。
皆さんはどのように感じましたか?
残念ながら、中居さんのコメントには何を伝えたいのかがイマイチよくわかりませんでした。
お詫びなのか、 何かを訴えたいのか。
正式の発表には適切ではない表現も含まれていたようです。
中居さんのコメントには2つ問題がありました。
1つは、やはりコメントで何を伝えるのかが明確ではなかったことです。
時期的に「お詫び」に徹するべきだったと思います。
それなのに、軽いお詫びに加え、自分を正当化するような一文まで含まれていました。
しかも非常に残念だったのは、中居さんをこれまで支えてくれたであろう
ファンに対するメッセージが全くなかったことです。
もう1つの問題は、適切な表現を用いていなかったこと。
公式のコメントであれば、プロの目で内容をチェック・吟味した上で発表すべきでした。
中居さんの立場であれば、借りようと思えばいくらでもプロの力を借りられたはずです。
それをしなかったのは、「事の重大さ」を理解していなかったからではないでしょうか?
それがなされなかったことは、非常に残念な発表でした。
一方で、吉沢亮さんおよび所属事務所アミューズのコメント発表ですが、
こちらは中居さんと比較されたから余計に際立ったこともありますが、
完璧な内容だったと思います。
吉沢さん本人のファンの方や関係者へのお詫びは元より、
アミューズが吉沢さんの信頼回復から、
今後の活動を本気で支援していく熱意のようなものまで感じました。
昨今、俳優や芸能人の方々が事務所から独立する話が多い中、
アミューズ所属の方には大変心強い存在だと感心いたしました。
正式なコメントだからこそ、甘く考えてはいけないのです。
堅苦しい形式だけのように思えるかもしれませんが、
公式発表だからこそ言葉を選び、真摯に思いを伝えるべきなのです。
公式発表だけに限りません。
今回のことを受けて改めて、仕事においてもプライベート、何事においても、
真摯に取り組んでいきたいと感じた私なのでした。