【共働きママの悩み】2人目妊娠のタイミングいつにする?
共働きのママは、会社でも家でも大忙しです。子ども1人を育てるのにこんなに大変なのに、2人目は欲しいけれど、タイミングがわからない。キャリアのことも考えると、いつ余裕ができるのかわからない。なんて考えている共働きのママはたくさんいると思います。
今回は、私の体験談も含めながら、様々なケースを想定して、2人目妊娠のベストなタイミングについて考えていきたいと思います。
2人目をためらう原因は?
1人目の子どもはとってもかわいい。でも、2人目となるとためらってしまう共働きママは少なくないでしょう。なぜためらってしまうのか?それには複数の原因が考えられます。
- 年齢や体力の問題
- 経済的な理由
- 妊娠、出産、育児が大変
- 同僚や職場への遠慮
- キャリアが中断される
などが複雑に関係しあって、ためらってしまいます。
私には3人子どもがいますが、私の場合はキャリアや職場を優先して、与えられた仕事の区切りがついてからと考えていたら、2人目、3人目ともに3学年ずつ離れてしまいました。その結果、3人目の育児の際は、体力的にかなりきつかったことを覚えています。
また、体力のほか、経済面の不安をあげる人も増えています。都市部では地方に比べ、出産にかかる費用や保育料もかなり高く、負担も大きくなります。非正規で働く共働き家庭では、2人目の壁が大きく立ちはだかるでしょう。
2人目妊娠のベストなタイミングとは?
では、2人目を妊娠するベストなタイミングはいつなのでしょうか?
それは、ママの仕事に対する考え方や環境により異なりますが、重視するポイントはやはりママの年齢です。
ママの年齢が高い場合
残念ながら考えている時間はありません。あまり間隔をあけず、2人目を考えることをオススメします。
私の経験からも30代後半での出産・育児は、ママの身体への負担が大きくなります。また、歳を重ねるごとに妊娠しにくくなるだけでなく、40代以上になると流産したり、染色体異常の確率が増加します。
不妊治療にかかるお金も高額になります。また、染色体異常で生まれた場合、障害を持っていたり、生後まもなく死亡してしまうことも少なくありません。
そうならないためにも、2人目が欲しいと考えているなら、できるだけ早く次の妊娠を考えてください。復帰直後に2人目の妊娠がわかったり、育休中のまま次の産休に入ることは、職場の方に迷惑をかけることになりますが、長い目で見ればたいしたことではありません。あなたが考えるより、意外と何とかなるものです。
キャリアアップには一旦中断を強いられるかもしれませんが、今の時代、仕事はいくらでもやり直しができます。ただ、出産・育児にはタイムリミットがあるということを忘れないでください。
ママの年齢が若い場合
一方、ママの年齢が比較的若い場合は、1人目からあまり間をあけずに生むか、育児がある程度落ち着いてからにするかは、ママの考え方次第です。そのどちらにも、よい点や大変な点があります。それぞれについて、詳しく説明しますね。
①間をあけずに生む場合
子どもの年齢が近い場合の特徴としては、育児が一気に終わってしまうという点です。キャリアを考える上では、子どもに手がかかる時期を一気に終えるため、育児が落ち着いてから、仕事に集中して取り組むことができます。
また、体力も十分にある時期に育児ができるため、子どもと一緒にあそんだり、あちこちに出かけたりするのにも十分に対応できるでしょう。洋服やおもちゃなどもおさがりをそのまま使ったりすれば、そこにかかるお金も少なくてすみます。
一方で、病気の際などは、時間差で病気になってしまい、やむなく連続して休みを取ることになったり、PTAなどの行事関係でお休みを取る回数も2倍に増えることになるでしょう。
2人目が生まれて最初の1年は、上の子が赤ちゃん返りをすることもあるので、この時ばかりはパパの出番です!2人目は何もわからないのですから、ママしかできない授乳や寝かせつけ以外はパパの担当となり、ママが上の子をしっかり抱きしめて安心させてあげましょう。
育児が一気に終わり、仕事に集中できるのですが、親離れも早くなるため、人によっては夫婦ともに寂しく感じる人もいることでしょう。
②1人目の育児が落ち着いてからの場合
2人目までの時間を少しあけた場合の特徴は、よくも悪くも育児が長く続くという点です。キャリアに関しては、1人目の育休が終わって、しばらくは仕事に取り組みたいという方は、こちらを選択するとよいでしょう。
育児に対するパパママの戸惑いや不慣れさはなく、余裕をもって育児に取り組めます。また、1人目のお兄ちゃんやお姉ちゃんが小さなパパ、ママとなって育児を手伝ってくれることもあるでしょう。
洋服やおもちゃは、大切に保管しておけば使えますが、流行などもあり、新たに購入する必要があるかもしれません。また、PTAなどの行事はずっと続きます。1人目が小学校を卒業したと思ったら、2人目が入学などということもあるかもしれません。
パパやママの体力は、確実に1人目の時より落ちているため、育児が少し大変に感じることもあるでしょう。その場合は無理をせず、家族のサポートだけでなく、家電や有料サポートなども利用しながら、手を抜けるところは抜き、切り抜けていくことが大切です。
以上のように、どちらを選択してもよい点、大変な点がありますが、働くママとして、キャリアのこと、育児のこと、家族のサポート、金銭面などについて、よく考えた上で2人目の妊娠に臨みましょう。
復帰に最適な出産月は?
近年、預ける保育園を探す「保活」に苦労するママが増えています。保育園に入りやすくするため、入園しやすい4月に仕事復帰を考える人も少なくないでしょう。
子どもが1歳になるギリギリまで育休を取ることと4月入園を考えると、おのずと最もよい出産タイミングは決まってきます。それでも、妊娠は計算通りにはいかないことも多く、神様からの授かりものですので、パパとよく話し合って、計画的に妊娠・出産を考えましょう。
また、希望する保育園全てに入れなかった場合に、育休を延長したり、夫婦二人で育休を取ることができる「パパ・ママ・育休プラス」という制度もありますので、保活で悩んだり、4月入園にこだわりすぎず、子どもとゆっくり向き合える育児休暇を有意義に過ごしてほしいと思います。
【参考】
「育児休業」の延長について
パパ・ママ育休プラス(厚生労働省HPより)
復帰してからの生活のために
2人目の育休からの復帰は、1人目以上に多忙な生活が予想されます。都市部では2人を預ける保育園が異なるということもあるかもしれません。1人目の時以上に、復帰後のパパとの役割分担を綿密に行い、時間や体力を有効に使っていきましょう。
完璧なママである必要はありません。手を抜いてはいけないことの第一は、育休中からは圧倒的に少なくなった限られた時間の中で、子どもへしっかりと愛情を注ぐことだけです。
少ない時間でも抱っこしてあげる時間を毎日作るとか、お風呂に一緒に入って一緒に歌を歌ってあげるなど、ママの愛情を感じられるのであれば、子どもは新しい生活にもすぐに慣れていくことでしょう。
頼れるものは全て頼りましょう。パパはもちろんのこと、親族が近くに住んでいるなら協力を依頼し、自治体のサービスや余裕があるのであれば有料サービスも利用しましょう。家事育児の時間短縮に利用し、少しでも家族が笑顔でいられる時間を増やすことが大切です。
まとめ
働くママには常に時間がありません。地方に住む私も経験していますが、都市部に住んでいる友人で共働きママの生活を聞くと、本当に頭が下がります。今回のこの記事を読んで、悩めるママが少しでも気持ちが楽になったり、今後を考える上での参考にしてもらえると幸いです。
私は、働くママ達をいつも応援しています。ママ達が笑顔で、仕事も育児もできるように。
そして、時々はパパの気持ちも考えてあげましょうね!