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「産休・育休は周りに申し訳ない」なんて、そんなことない!

最近、1人目や2人目の産休前のビジネスウーマンから、相談を受ける機会がちょこちょこあります。
「職場の皆さんに負担をかけてしまい、申し訳ない」と。
確かにそう思ってしまいがちですが、そんなに1人で思い悩む必要はありません。

1つ前の記事にも書きましたが、日本の少子高齢化はどんどん進んでいます。

将来の日本経済を担ってくれるお子さんを産み育てる大切な休暇を取ることは
本当に素晴らしいことなのです。
定年まで勤めるのであれば40年超のうち、たかだか1年や1年半お休みしたところで、
ほんのわずかなものなのです。

出産に伴う休暇は終わりがあります。
でも介護やがんなどの病気治療のための休暇は終わりが見えません。
しかも休暇取得は一度や二度で済まないかもしれないのです。
さらに、ある日突然起こる介護や病気発覚、怪我などの休暇では、業務引き継ぎなどできないかもしれません。

逆に考えると、結婚して数年の女性(ある程度の年齢までの女性)は出産・育児休暇を取るかもしれないと
会社の方ではある程度予測してその準備ができるわけです。
今の時代、どんな人も親や家族の介護、また本人が病気になる可能性は誰でもあるのです。

結果、産休・育休の方が周囲の人に責められる必要もありませんし、
産休・育休の方が「申し訳ない」と引け目に思う必要もないわけです。
とはいえ「これが当然の権利で休暇取得は当たり前!」と居直ることはよしとしません。
やはり周囲の方に「お休み中はよろしくお願いします。」とあくまで謙虚に振る舞うのがよいと思います。

自分が助けてもらう順番の時は、素直に周りに頼る。
そして、自分が助けてあげられる時は助ける。
全て「お互い様」なのです。
そんな「お互い様の精神」をみんなが持ってくれたら、
素敵な会社になり、社会になっていくと私は信じています。
(男性の「育休パパ」もまだまだ進んでいませんが、こちらはまた別の機会に書いてみたいと思います)

そして、もう一つ、妊娠を考えている女性達に伝えたいことがあります。

本日、ある記事を読みました。
日本は有数の「不妊治療大国」であると。
そしてその原因は、「子どもを持とうとする年齢が高くなってきているから」だそうです。

相談の中にも、「1人目の育休明けから2人目の産休までの時間が短くて」と気にする方、
周囲の人を気遣って、2人目のタイミングを控えている方などいらっしゃいます。
でも、そこは大きな声で言いたいです。

女性は妊娠しやすい期間が限られているのです。
1回目の妊娠が遅くなればなるほど、妊娠しづらくなる。

リーダーになってから。
管理職になってから。
仕事のキリが良い時期まで待ってから。
そう言っている間に、年齢を重ねてしまうのです。

もっと早く妊活をしていれば、不妊治療の必要がなかったかもしれません。
身体もつらい。
金銭的にも負担がかかる。
長くかかればかかるほど、結果はどんどん悪くなる。

だから、子どもを持ちたいと考えている女性は、
よくパートナーの方や上司、周囲の方と相談して、
ご自身の人生の過ごし方を考えてみてください。

仕事はあなたがやる気にさえなれば、いつでも取り戻せる。
でもあなたの身体の時間は取り戻せないのです。

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